ライフパタン研究

ライフパタンとは?

「ライフパタン」のこれまで
弊社では、 公益社団法人国際経済労働研究所 と共同で、8年前より現在まで「ライフパタン研究」と称する研究活動を展開してきました。この研究の目的は、わが国の勤労者、生活者の方々の「生きがい」発見、理想的な人生設計の獲得を、科学的知見に基づいてサポートするというものです。現在までの研究活動の途上で、ライフパタン・シミュレーターの開発や、百貨店・家電メーカーとの共同調査、セミナー・講演等を通して、その研究成果を社会に対して発信してきました。その上で弊社は第一線で活躍する多くの研究者の協力を得て、社会心理学をはじめとした最先端の学術理論を用い、本格的な「ライフパタン研究」の実用化を目指してきました。

そしてこのたび、8年間にわたる研究成果をまとめ、「ライフパタン」という概念をほぼ完成させることに成功しました。この成功は心理学、および社会心理学の教科書を書き換えるのみならず、今後、我々の社会を分析し、将来の展望を描こうとするとき、なくてはならない考え方、分析手法になるでしょう。
「ライフパタン」とはどのような考え方か?
近年、世の中が物質的に豊かになるにつれ、人々の価値観も多様化してきました。仕事中心の生活を送る人々においても、仕事そのものだけでなく、仕事以外の生活にも充実感や満足感を得て、より自分に合った生活スタイルを確立し、自らの人生を豊かにしたいというニーズが生まれるようになりました。「ライフパタン」はそのような「自分の人生を自分でデザインする」「自分で自分の人生の生きがいを見出す」という社会のニーズを確実に捉え、それを支援し、可能にする考え方です。

現在、多くの企業や組織では従業員や組織構成員の「生きがい」が重要な問題として浮上しています。企業や組織にはそこにいる人々の人生全体にわたるサポートが求められているのです。しかしながら、人々の人生は多様であり、100人100様の「生活」に合わせて100通りのサポートを行うことは事実上不可能です。そこでまずはその100人の人々の生活パタンを分析し、その上でそれをいくつかの「大きなグループ」にわけてみようというのが、「ライフパタン」の基本的なアイデアです。企業は100通りではなく、その「大きなグループ」の数だけ対策を講じればよいのです。我々、共同研究者グループは「生活パタンのグループわけ」の結果として抽出された複数の「生活パタンのグループ」を「ライフパタン」と称し、2004年に商標登録をいたしました。また、「ライフパタン」は2002年度2004年度の日本心理学会でも発表されました。
「ライフパタン」の応用可能性
「ライフパタン」は、「人生」や「生きがい」に関わるあらゆる問題を考えるとき、非常に役に立つアイデアです。100人100様の多様な人生を複数の「生活パタンのグループ」に分けることによって、様々な問題にアプローチが可能になります。

「ライフパタン」の応用可能性



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