社会心理学や教育心理学、経営学における研究の結果、そして我々独自の研究から、
以下の2点が明らかになりました。

● ワーク・モティベーションには、内発と外発の2側面がある

● ワーク・モティベーションは、企業業績を予測する

これらの研究結果は、我々が蓄積した全国約350組織 230万人のデータベースに基づいています。

我々のワーク・モティベーション測定調査はこれらの研究結果を反映した、

わが国唯一の測定技術をもつ調査です。

1.モティベーションには内発と外発の2側面がある


内発的ワーク・モティベーション(内発的WMと表記)
 有能感や達成感など、仕事そのものから直接得ることができる
 要因を通じて、自ら育む仕事への動機づけ。
 何の外的報酬がなくても自発的に仕事が行われている状態をいう。

外発的ワーク・モティベーション(外発的WMと表記)
 給料、上司からの評価など、仕事をする上で付随的に与えられる
 諸条件による仕事への動機づけ。外からの力(外的報酬や罰)に
 よって仕事が行われている状態。自らが育むというよりも
 第三者から与えられるという性格をもつ。

Aさん
給与に不満で、やる気がみられない

Bさん
シリをたたかれなければ、仕事をしない

Aさん、Bさんは外発的WM側にバランスが偏っている
⇒一定の生産性は上げられても短期的だったり、創造性や変革性に乏しかったりします。
  さらに過剰な外発状態に陥ると、生産性さえ低下します。

Cさん
能力はあるが、独りよがりである

Dさん
活き活き仕事をしているが、何かズレている

Cさん、Dさんは内発的WM側にバランスが偏っている
⇒内発的WMは人の意欲の根源であり、それが高いとき、働きがいも強く感じます。
  しかしそれが過ぎると会社が求める方向と違ったり、パフォーマンスに結びつかなかったりします

WMは単に「働く意欲があるかどうか」ということではなく、
内発・外発の両側面から支えられ、その意欲から仕事が続けられている状態
と考えることができます。

2.ワーク・モティベーションは、企業業績を予測する
 下図は、内発・外発の測定値と企業業績(従業員一人当たりの営業利益)の関係を示しています。これをみると円が大きいすなわち業績が高い企業が、一部の例外を除いてL字型のラインに沿って並んでいることがわかります。
 私たちはこのL字型のラインを「ピークスライン」と名づけ、内発的WMと外発的WMのバランスが取れている状態が、高い業績につながると考えました。

このことは、
● 自社の測定値を踏まえて、施策を検討・判断に活用したり、
● 経年調査により、前回調査結果と今回調査結果の比較から、その間の変化(制度改定や施策運用など)が
  従業員にどのような影響を及ぼしたかの検証が可能

だということを示しています。
 データ保有業界一覧 (全国約350組織 230万人)
   ※(社)国際経済労働研究所と(株)応用社会心理学研究所との
   共同管理DBであり、労働組合での参加組織も含む
データ保有業界 詳細
●自動車 自動車・自動車部品
●電機 重電・家庭電器・制御機械・精密機器・総合電機・電子部品・電池・その他電気機器
●機械 農業機械・繊維機械・住設機器・軸受・運搬機・その他機械
●造船 重機
●繊維 繊維
●アパレル アパレル
●ゴム ゴム
●医薬品 製薬・卸売り・医療機器
●化学 合成樹脂・石油化学・大手化学・農薬
●建設 大手建設
●事務用品 事務用品
●住宅産業 住宅
●塗料 インキ
●窯業 窯業
●食品 飲料・酒類・調味料
●水産 水産
●小売業 百貨店・スーパー・その他小売業
●サービス 娯楽施設・福祉
●商社 総合商社
●情報通信 情報通信
●運輸 電鉄
●金融 地方銀行・信販
●不動産業 不動産業
●保険 損害保険
●公務員 市町村・教職員
●電力 電力・その他電気産業
●ガス ガス

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